小笠原諸島は18世紀末から捕鯨船の基地として栄えており、当時鎖国をしていた日本の領土にありながら、世界中の捕鯨船の寄港地となってました。

1830年代に初めてこの島に定住を始めたのも日本人ではなく、米国籍のナサニエル・セーボレー達や太平洋諸島の民族を含む多様な人種で構成されていました。

一方、日本のコーヒーの歴史は19世紀の長崎に始まります。

1858年に初めて正式なコーヒー貿易が始まり、その20年後の1878年に明治政府は小笠原の温暖な気候を利用したコーヒー栽培を日本の地で初めて始める事となります。

しかし、今でも「コーヒー山」という地名は残っているものの、当時はサトウキビやカボチャなどの現金価値の高い作物で豊かな生活を送っていた小笠原の島民にコーヒー栽培が浸透する間もなく、太平洋戦争が始まってしまいます。

その後、強制疎開、敗戦と米軍統治、そして日本への返還という長い時間を経て今、小笠原のコーヒー史の第2章が明けようとしています。

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